いなにわ手綯うどんについて
おいしいうどんを作るための環境が、この町にはすべて揃っている。うどんの神様が愛した町には、今も手綯いの技が息づいている。 写真:稲庭町
自然が作り出した、理想の台所。秋田県稲庭町。
周囲を美しい山々に囲まれ、その一つである栗駒山を源流とする皆瀬川が緩やかに流れ込む。
そんな風景が目の前に広がる「いなにわ手綯うどん」の故郷、稲庭町。
この町でうどんが作られるようになったのは、江戸時代の頃のことです。
当時より名水の地として知られていたこと、良質な小麦の産地であったこと、
そして盛んに行われた川伝いの交易により、貴重品だった塩が容易に手に入る環境にあったこと。
うどんの原材料である、水、塩、小麦に恵まれ、
稲庭町は“うどんの町”としての歴史を積み重ねてきました。
発祥当時と何ら変わりない自然の中で、おいしいうどんが作られています。
お本物のうどんは人の手でしか作れない。
写真:本物のうどんは人の手でしか作れない。
本当においしいうどんは、
自然の恵みと人間の手から生まれる。
発祥以来三百年を超えようとも、
その気持ちは寛文五年堂に受け継がれています。
だからこそ、機械に頼らず、
ほとんどの作業を人間の手で。
人の舌が一番おいしく感じる
太さ、食感、弾力を、一本いっぽん確かめながら、
熟練の職人が丁寧に仕上げていきます。
日本三大うどんに数えられる
この稲庭うどんの味を守るために、
手抜きは一切許されないのです。